2025~2026年度 クラブ運営方針

2025-2026年度 出雲ロータリークラブテーマ
『和心共動(わしんきょうどう) ~共に楽しみ、信を重ね、志をかたちに~』
会長 松井 修一
昨年、出雲ロータリークラブは創立70周年という大きな節目を迎えました。記念式典では多くの皆さまにご支援を賜り、あらためて当クラブが築いてきた歴史の重みを深く感じ、創立当時に思いを馳せクラブを草創期から支えてこられた先輩諸兄に心より感謝と敬意を表します。その志を受け継ぎ、次世代を担う未来へ向けた結び役となれますよう、微力ながら誠心誠意努めてまいりたいと存じます。
社会全体がコロナ禍からの回復へと進む中、私たちは人と人とのつながりや関係性の大切さをあらためて見つめ直すこととなりました。お互いに負担をかけ過ぎず、それでいて思いやりをもって自然につながる。そうした“今の時代に合った関係性”を再構築していくこともまた、ロータリーの大切な役割ではないかと感じています。歴史の転換点とも言える今、ロータリアンとして「集い」「語らい」「行動する」ことの意味をあらためて見つめ直す絶好の機会であると感じております。
国際ロータリー会長 マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ氏は、「 “ UNITE FOR GOOD ” よいことのために手を取りあおう」というメッセージを掲げられました。この言葉には、私たちが互いに信頼し合い、力を合わせて善きことを成し、平和で持続可能な社会を築いていこうという強い願いが込められています。また「継続性」とは単なる反復ではなく、これまでの歩みを受け継ぎながら、新たな世代と手を取り合い前進していくことであると述べられています。地区ガバナー 坂口元昭氏からは「クラブの個性を活かしつつ、インパクトのある青少年奉仕活動の実践・公共イメージの向上・会員増強に挑戦することが未来への確かな一歩につながる」との方針が示されました。私たちもこの考えに深く共鳴し、地域社会に根ざした奉仕のあり方をさらに深めていくことが大切だと考えます。
さて、本年度のテーマを「 和心共動(わしんきょうどう) ~共に楽しみ、信を重ね、志をかたちに~ 」としました。和やかで思いやりに満ちた心を持ち、共に汗を流すことを意味しています。まずはロータリー活動を楽しむこと。温かく安心感のある場では自然な対話が生まれ、小さな協力の積み重ねはやがて大きな奉仕と成長につながっていくと信じます。現在、出雲ロータリークラブには新しい世代の会員が加わり、活力ある雰囲気が広がっています。その一方で、長年にわたりクラブを支えてこられた人生経験豊かな諸先輩方の存在も、かけがえのない礎であり、私たちの誇りです。こうした年齢や背景の違いを越え、互いに敬意を払いながら自然に学び合える環境こそ、出雲ロータリークラブの大きな魅力であると感じています。また、当クラブはインターアクトクラブやローターアクトクラブと連携し、次世代を担う青少年と共に活動できる貴重な環境が整っています。出雲ロータリー、インターアクト、ローターアクトの三つのクラブの会員が協働し、地域の方や行政の皆さまとも手を携えた奉仕活動ができればと願っています。こうした機会を通じ、若い世代との関わりの中から、私たち自身も多くの刺激と気づきを得ながら、出雲ロータリークラブが異なる世代や立場をつなぐ未来への結節点として地域社会の中で役割を果たしていければと存じます。
皆さまとともに歩む一年が、確かな絆と新たな成果を育む実りあるものとなりますよう、真摯に務めてまいります。どうか皆様方のご理解とご協力、より一層のご指導とご支援を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。